2010-01-01から1年間の記事一覧

アブレーションと局所麻酔

アブレーションをするためには鼠蹊部に局所麻酔をするけど、2%キシロカイン20ccで結構な血中濃度になる。 とくに流出路起源VTの際には注意する必要がある。

いつ心外膜アプローチにすすむか?

米国では心室頻拍のアブレーションを専門に行っている施設・術者間では心外膜アプローチが一般的になってきている。 たとえるなら、心房頻拍の症例で右房でうまくいかないなら、心房中隔穿刺して左房をチェックするような雰囲気だ。 といっても、心外膜アプ…

右側WPW症例におけるV1誘導での陽性デルタ波の意味。

ちょっと前にフェローに心電図を見せられて、副伝導路の部位診断を聞かれた。I・IIが陽性、IIIがフラット、V1誘導でrSだったので、右室自由壁と答えた。 彼はI、V1のデルタ波が陽性なので、左室中隔起源だと思っていたようだ。 日本では(井上の分類)で、V1…